愛しのレイラ

ちょうど三菱自動車が例のリコール隠しで問題になる前、愛しのレイラが三菱自動車のＣＭのテーマソングに使われていた。小さい子供が無邪気にミニカーを手で走らせている様な構成で最後に「Heart beat motors」とロゴが流れるＣＭあったと記憶している。

そして４年前、前々回のモーターショーで三菱自動車のブースは大音量でこのレイラが流れていて自分は何がどうというわけではないが感動して鳥肌が立った。単純にカッコいいと思った。余談だが、ちょうどその時に展示されていたのがランサーエボリューション8MRであった。

いつしかランエボに乗って、愛しのレイラを流してドライブするのが夢となっていた。それが成就するのは意外と早かった。

最初に述べた、あの三菱のCMは今までで一番好きな自動車ＣＭである。別に車を宣伝しているわけではなく企業理念を感性に訴えるＣＭであった。だから現在放映されているホンダの様々なエンジン音で構成されたＣＭも同じ理由で好きである。

私が車を買う理由は自動車の性能は勿論であるが、その企業の理念、我々に訴えかける何かを感じそれに共鳴して買っていると思う。理念無き自動車の企業の車は性能だけつまり外面だけ、それは空虚である。

話が我ながら大げさになったのは否めないが、我々は自動車会社の訴えを車を通してコミュニケーションしていると信じている。そのコミュニケーションのどちらかが一方通行になることはとても悲しい。