Team Mono-Blueのブログ

35GT-RやランエボやインプstiやMTGのことなど

インプレッサ購入までの長い道のり その5

最高のシチュエーションでインプレッサは納車されたものの…


「ホントに乗りこなせるの?っていうかマニュアルちゃんと運転できるの?」

という根本的な疑問が静かにわいてくる。一度は教習所のペーパー講習でもいこうかなと思ったが、なんとかなるだろうとぶっつけ本番へ。

自宅駐車場は細い路地で四駆のインプでは切り返しが必須。しかもギリギリの道幅。表に出れば片側三車線の大通りがすぐに。練習には最も相応しくない環境だ。


ただしもう買ってしまったのはしょうがない。やるしかない。


真冬の曇り空のある日、僕は遂に処女航海を決意した。アルミ削り出しのSTI特製のキーを回す。既に柿本のマフラーを身にまとっていたインプレッサは予想以上の排気音を唸らせて呼吸を始めた。


もうその時点で軽いパニックだった。ボクサーサウンドを堪能する余裕は全くなく、ただ近所迷惑になりすぎやしないかと怯えた。

運転を楽しむ?楽しめる日がホントに来るのか?そんなことが脳裏によぎりながら、おそるおそる思いクラッチを目一杯踏み込み、僕はミッションのリングを引き上げながらギアをリバースへ入れた。インプレッサは静かに、そっと動き出した。


この後に起こることが想像できないくらいに静かだった。