Team Mono-Blueのブログ

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東京モーターショー その2「GT-RとLF-A、人間の臭いが感じられるか」

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LF-A、やっとほとんど本物の車を見ることができた。前回のモーターショーではハリボテだったので印象全くなし。


まず率直な印象として「GT-R」がとても安く思えてきた。

確かにLF-A、素晴らしいと思いますし走行シーンを上映していたけど見入ってしまった。YAMAHAとこだわりにこだわった官能的なエンジン音、聞き惚れますね。我々のクルマとは別次元であることをそれだけでわかります。


でも、GT-Rと比較したときにLF-Aには「人間」の臭いが全然感じられないと思ってしまった。GT-Rなんて散々ニュルでアタックしてポルシェを上回ったとはしゃいでいた。ポルシェもポルシェで「そのタイムは信頼性がない」とか子供のケンカか!っていう印象でしたがなんだか人間くさくてイイなと思ってました。

ニュルアタックの動画とかデザイナーや設計者が熱い思いを言い続けていたGT-Rを比べると、LF-Aはそういった現場の人間くささが希薄に思える。レクサスというブランド自体「人間くささ」とか「泥臭さ」を排除しているわけだから当然といえば当然なのかもしれないけど。


もちろんLF-Aをここまで現実的な商品に練り上げた過程にはGT-R以上の血のにじむ努力があったのは理解している。


何度も言っているがクルマを買うというのは「クルマを作っている人たちの熱意」「メーカーの意志」を全て受け止める行為であるはず。決してクルマという鉄のかたまりを買うわけではない。


「凄いクルマだって言うのは十分わかった。そこにどんなスピリットがあるのか?」

LF-Aがなぜかとても軽く、ハリボテのように見えてしまう。それは悲しい。価格の次元が違うからそこから夢をもらえないのかな。「お前が買えないだけじゃない」って言うけど、だってLF-Aなんて市場に出回る台数なんてたかがしれている。だから買わない人にどれだけインパクトを与えるかが大切なんじゃないか。イメージリーダとしての。そこが大きく欠落している。



まあGT-Rでたときは散々なんか文句言ったけどLF-Aのおかげで身近というか親近感がわいてきた。だからこれからも我々はGT-Rを追いかけていきたいと思う。以前は静かに道を譲るとか言っていたが追いかけていきたいと思う。