Team Mono-Blueのブログ

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最強プロレスラー、ジャック・スワガー

彼が幸運にも世界チャンピオンになったからではない。


ジャック・スワガーはご存じの通りアマレスで、アングルの五輪金メダルには
遠く及ばないが輝かしい成績をひっさげてWWEに入団した。

実績は勿論、なにより2m近い身長と均整のとれた身体。見た目だけの筋肉ではなく、「動ける」=「相手を倒す」
ことを目的とした俊敏性を兼ね備えた美しい身体である。一目見ただけで観客に与える説得力はどんな技より
も上ではないか。それに28歳と若く、これからの選手でもある。

試合では組み合う前からその圧倒的な身体能力で相手が小さく見える。(勿論スワガーの身長も大きい)


そして最も大事なのが試合である。自分はRAWを見て絶句した。あれだけ台本、リハを徹底的にやり
ソープオペラと揶揄されるWWEで序盤、スワガーは胴タックルからあっという間にバックを取っておもし
ろいように何度も相手をひっくり返していた。完全に自由自在に相手をコントロールしていた。

もちろんそのあと相手に反撃にあいそのムーブはとぎれてしまうのだが。


WWEに、日本のプロレスでは失われていたレスリングの真骨頂が見られるとは思わなかった。


チャンピオンになりスーツを着て緊張のあまりに汗だくになるスワガーも好きだ。それをシナにからかわれる
スワガーも好きだ。モリソンに滑舌が悪いと指摘され子供のように怒るスワガーも好きだ。

しかしそれは圧倒的なレスリング能力があるからこそ。恐らくあのレスリング能力とずば抜けた体格をもった
スワガーを倒せる総合格闘家は殆どいないのではないか。


アングルがいない今、WWEで真の強さを見せてくれるのは彼かもしれない。今後の彼に注目していきたい。

The All-American American Jack Swaggerを今後一番好きなレスラーと公言していきたい。
(この項は「プロレス異人伝」にインスパイアされて書かせて頂きました)