乗り心地の違い

今思うとGDB-Aは乗り心地としてはかなり固かったと思う。それは決してマイナスととらえて言っているのはなく、路面状況を馬鹿正直に伝えてくれると言い換えても良いと思う。ギャップがあればそれを変にごまかすことなく身体にドスンと教えてくれる。慣れてしまえば特にそれが苦とも思わなかったし、それが普通と身体が慣れてしまっていたのではないか。たまに他の車やタクシーに乗るといかに自分の車が硬いかがわかった。

8MRに乗り換えて一番最初に思ったのはこの乗り心地の変化である。決して柔らかくはないが、GDB-Aと比較すると路面状況の伝え方がとても紳士的だと感じた。ギャップの突き上げをごまかすわけではないが振動の伝わりが優しいのである。それにも関わらず情報の減衰が無いと思う。これはビルシュタイン製のショックアブソーバーの恩恵なのかと切に思った。

GDB-Aの荒削りな野性味溢れる性格に対して8MRは質感という面で先を行っていたと確信した。